年ごろ馴れ睦びきこ 桐壺08章06
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:母君(光の君の祖母)
直列型:A→B:A→B
《年ごろ馴れ睦びきこえたまひつるを》A
長年慣れ親しみ申し上げて来られた若宮を、
《見たてまつり置く悲しびをなむ返す返すのたまひける》B
お残し申して行く悲しさを祖母も繰り返し繰り返し口にされたものです。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った