御方々も隠れたまは 桐壺08章12
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:女御更衣たち/光源氏
分岐型:A→(B→C→)D:A→D、B→C→D
《御方々も隠れたまはず》A
他の夫人方もお隠れにならず、
《今よりなまめかしう恥づかしげにおはすれば》B
今から気が引けるほどの気品を備えておいででしたから、
《いとをかしううちとけぬ遊び種に・誰れも誰れも思ひきこえたまへり》C・D
とても愛らしくも心安まらぬ遊び相手だと誰もがみな思い申し上げておられました。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った