かくてもおのづから 桐壺07章09
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:帝/光源氏/母君
分岐型・中断型:A→(B→)C→*C+D→E:A→C、B→C、*C+D→E
《かくてもおのづから》A
こうなった今でも自然と、
《若宮など生ひ出でたまはば・さるべきついでもありなむ》 B・C
宮などご成長なさったら、相応な機会もきっとある。
《命長くとこそ思ひ念ぜめ・などのたまはす》D・E
長生きをこそ念じなさい、などと母君への言づけをお伝えになる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った