朝に起きさせたまふ 桐壺07章22
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:帝
反復型:A~AB→C:A~AB→C
《朝に起きさせたまふとても》A
翌朝せっかくお起きになっても、
《明くるも知らでと思し出づるにも》B
夜の明けるのも知らず寝過ごしたものだと往事を回想なされ、それにつけても、
《なほ朝政は怠らせたまひぬべかめり》C
政務はやはり怠っておしまいのご様子。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った