月も入りぬ雲の上も 桐壺07章18

2021-05-13

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:光源氏と桐壺更衣の母君

中断型:A|B|C:A、B、C

月も入りぬ》A
月も沈んだ。


雲の上も涙にくるる秋の月 いかですむらむ浅茅生の宿》B・C
雲の上といわれる宮中からさえ涙で見えない美しい秋の月、どうして澄んで見えようか、草深い里では涙にかき濡れさぞ住みづらかろう

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

Posted by 管理者