月も入りぬ雲の上も 桐壺07章18
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:時/帝/光源氏と桐壺更衣の母君
中断型:A|B|C:A、B、C
《月も入りぬ》A
月も沈んだ。
《雲の上も涙にくるる秋の月 いかですむらむ浅茅生の宿》B・C
雲の上といわれる宮中からさえ涙で見えない美しい秋の月、どうして澄んで見えようか、草深い里では涙にかき濡れさぞ住みづらかろう
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った