いとおし立ちかどか 桐壺07章17
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:弘徽殿の女御
直列型:A→B→C:A→B→C
《いとおし立ち かどかどしきところものしたまふ御方にて》A
とても押し出しが強く、とげとげしたやり方をなさるお方で、
《ことにもあらず思し消ちて》B
何ほどのことがあろうかと帝をお慰めする気持ちもそこそこに
《もてなしたまふなるべし》 C
憚りなく振る舞われるのでしょう。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った