暮れまどふ心の闇も 桐壺06章03
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:母君/命婦
中断型:A|+(B→)C→D:A、*A→C→D、B→C
《暮れまどふ心の闇も堪へがたき・片端をだにはるくばかりに》A・B
子を失い暮れ惑う心の闇も耐えがたく、この先せめて出口が見えれば気も晴れましょうに。
《聞こえまほしうはべるを》C
お話がしとう存じますから、
《私にも心のどかにまかでたまへ》D
私人の身でごゆるりとお越しください。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った