見たてまつりてくは 桐壺06章02
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:命婦/光源氏/帝/時
分岐型:A→B→(C→)D→E:A→B→D→E、C→D
《見たてまつりて・くはしう御ありさまも奏しはべらまほしきを》 A・B
お見舞い申し上げて、詳しくご様子も奏上いたしたいところではございますが、
《待ちおはしますらむに・夜更けはべりぬべし》 C・D
お待ちになっておいででしょうし、夜も更けてしまいましょう、
《とて急ぐ》E
と帰り支度をする。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った