月は入り方の空清う 桐壺06章11

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:里の様子(一般論風だが実質は)命婦

分岐型:A+B+C→D:A+B+C→D

月は入り方の空清う澄みわたれるに》A
月は入り方で空は清く澄みわたる時刻に、


風いと涼しくなりて・草むらの虫の声ごゑもよほし顔なるも》B・C
風はたいそう涼しくなって、叢の虫の鳴き音までが涙を誘う感じがするのも、


いと立ち離れにくき草のもとなり》D
何とも立ち去りがたい草の宿である。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

Posted by 管理者