野分立ちてにはかに 桐壺05章01
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:帝
直列型:A→B→C:A→B→C
《野分立ちてにはかに肌寒き夕暮のほど》 A
野分が吹きにわかに肌寒さを感じる夕暮れ時、
《常よりも思し出づること多くて・靫負命婦といふを遣はす》B・C
いつにもましてあのお方のことを思い出されることが多くて、帝は靫負命婦という女房をお遣わしになる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った