一の宮を見たてまつ 桐壺04章14
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:一の宮(東宮第一候補)/帝/光の君
直列型:A→B→C:A→B→C
《一の宮を見たてまつらせたまふにも・若宮の御恋しさのみ思ほし出でつつ》A・B
帝は第一皇子を御覧申し上げるにつけても若宮への恋しさばかりが御心につのり、
《親しき女房御乳母などを遣はしつつありさまを聞こし召す》C
心許せる女房や乳母などをいくども里に遣わして今のご様子をお尋ねになるのでした。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った