限りとて別るる道 桐壺03章08
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:桐壺更衣/桐壺更衣の命
中断型:A→B|C:A→B、C
《 限りとて 別るる道の悲しきに》 A
生不生は運命が決するもの、別れる道に来た今こうもわたしは悲しいのに、
《いかまほしきは命なりけり》 B
死出の旅を目指すのはこのはかない命なのです。
《いとかく思ひたまへましかばと》C
お約束通りいつまでも一緒にいたいと心からそう願うことができましたならと。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った