かかる折にもあるま 桐壺03章03
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:御息所(桐壺更衣)/光源氏
分岐型:A→(B→)C→D:A→C→D、B→C
《かかる折にも・あるまじき恥もこそと・心づかひして》A・B・C
そうした折りにも東宮権に障るような不面目が起きてはと案じて、
《御子をば留めたてまつりて 忍びてぞ出でたまふ》D
御子を帝のもとにお留め申して、涙をのんで局(つぼね)を後になさるのです。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った