この御子生まれたま 桐壺02章06
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:光源氏/帝/弘徽殿の女御
分岐型:A→B→(C→)D:A→B→D、C→D
《この御子生まれたまひて後は・いと心ことに思ほしおきてたれば》A・B
この御子がお生れになってからは妻のごとく格別の計らいをなされたために、
《坊にもようせずはこの御子の居たまふべきなめり・と一の皇子の女御は思し疑へり》 C・D
皇太子へもことによると、この御子がお立ちになるやもと第一皇子の母の女御は危惧なさっておられました。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った