事にふれて数知らず 桐壺02章13

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:桐壺更衣後涼殿の更衣

直列型:A→B→C→D:A→B→C→D

事にふれて数知らず苦しきことのみまされば・いといたう思ひわびたるをいとどあはれと御覧じて》 A・B
ことに触れ数しらず苦しいことばかりがいや増すので、それはもうひどく思い悩んでいらっしゃるのを、帝はますます愛情深くお思いになって、


後涼殿にもとよりさぶらひたまふ更衣の曹司を 他に移させたまひて・上局に賜はす》 C・D
後涼殿に元からお仕えである更衣を、よそにお移しになり、空いた部屋を桐壺の上局として下賜なさいました。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

Posted by 管理者