里の殿は修理職内匠 桐壺10章40
目次
原文 読み 意味
里の殿は 修理職内匠寮に宣旨下りて 二なう改め造らせたまふ
01180/難易度:☆☆☆
さと/の/との/は すり-しき/たくみ-づかさ/に/せんじ/くだり/て になう/あらため/つくら/せ/たまふ
里屋敷は、修理職(すりしき)と内匠寮(たくみづかさ)に宣旨が下って、比類がないほどすばらしく造り替えさせになった。
文構造&係り受け
主語述語と大構造
- 改め造らせたまふ 二次元構造
〈[帝]〉里の殿は 修理職内匠寮に〈宣旨〉下りて 二なう改め造らせたまふ
助詞と係り受け
里の殿は 修理職内匠寮に宣旨下りて 二なう改め造らせたまふ
里の殿は 修理職内匠寮に宣旨下りて 二なう改め造らせたまふ
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
助動詞の識別:せ
- せ:使役・す・連用形
敬語の区別:たまふ
里の殿は 修理職内匠寮に宣旨下りて 二なう改め造らせたまふ
尊敬語 謙譲語 丁寧語
古語探訪
里の殿 01180
桐壺更衣の実家。後に二条院と呼ばれる。
修理職 01180
今の大工。
内匠寮 01180
今の指物師といった感じ。
二なう 01180
比肩するものがない。