内裏にはもとの淑景 桐壺10章39
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:帝/桐壺更衣付の女房たち(そのまま光源氏付きの女房となる)
直列型:A→B:A→B
《内裏には もとの淑景舎を御曹司にて》A
宮中では母親のもとの局(つぼね)である淑景舎(しげいしゃ)を部屋にあて、
《母御息所の御方の人びと まかで散らずさぶらはせたまふ》B
母の御息所つきの女房たちを散り散りにならぬよう残らずお仕えさせになる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った