御心につくべき御遊 桐壺10章38

2021-04-18

原文 読み 意味

御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく

01178/難易度:☆☆☆

み-こころ/に/つく/べき/おほむ-あそび/を/し おほなおほな/おぼし/いたつく

源氏の君のお気に召しそうな催し物をし、何くれとなく気を揉みお世話なさるのでした。

文構造&係り受け

主語述語と大構造

  • をし…思しいたつく 二次元構造

〈[左大臣]〉御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく

助詞と係り受け

御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく

御心つくべき御遊び おほなおほな思しいたつく

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

助動詞の識別:べき

  • べき:可能・べし・連体形
敬語の区別:  思す

心につくべき遊びを し おほなおほな思しいたつく

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪

御心につく 01178

気に入る。

おほなおほな 01178

意味が判然としない。通例、一生懸命と訳されている。擬態語のような感じがするので、何くれとなくとしておいた。

いたつく 01178

骨を折る。

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