御心につくべき御遊 桐壺10章38
目次
原文 読み 意味
御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
01178/難易度:☆☆☆
み-こころ/に/つく/べき/おほむ-あそび/を/し おほなおほな/おぼし/いたつく
源氏の君のお気に召しそうな催し物をし、何くれとなく気を揉みお世話なさるのでした。
文構造&係り受け
主語述語と大構造
- をし…思しいたつく 二次元構造
〈[左大臣]〉御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
助詞と係り受け
御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
助動詞の識別:べき
- べき:可能・べし・連体形
敬語の区別:御 御 思す
御心につくべき御遊びを し おほなおほな思しいたつく
尊敬語 謙譲語 丁寧語
古語探訪
御心につく 01178
気に入る。
おほなおほな 01178
意味が判然としない。通例、一生懸命と訳されている。擬態語のような感じがするので、何くれとなくとしておいた。
いたつく 01178
骨を折る。