五六日さぶらひたま 桐壺10章36
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:光源氏/左大臣
直列型:A→B→C:A→B→C
《五六日さぶらひたまひて・大殿に二三日など絶え絶えにまかでたまへど》A・B
五六日宮中にお仕えされて大臣邸には二三日いるなど、絶え絶えのおいでではあるけれど、
《ただ今は幼き御ほどに罪なく思しなして いとなみかしづききこえたまふ》C
ただ今は年端もゆかぬからと悪る気なくお取りになって、甲斐甲斐しくお世話申し上げになる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った