御遊びの折々琴笛の 桐壺10章35
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:光源氏/藤壺の宮の声
直列型:A→B→C:A→B→C
《御遊びの折々 琴笛の音に聞こえかよひ・ほのかなる御声を慰めにて》A・B
管絃の遊びの折り折りには、藤壺の琴と笛の音を合わせ漏れ聞こえるお声を慰めにして、
《内裏住みのみ好ましうおぼえたまふ》C
内裏住みばかり好ましくお思いになった。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った