屯食禄の唐櫃どもな 桐壺10章24

2021-04-18

原文 読み 意味

屯食禄の唐櫃どもなどところせきまで 春宮の御元服の折にも数まされり

01164/難易度:☆☆☆

とんじき/ろく/の/からびつ-ども/など/ところせき/まで とうぐう/の/おほん-げんぷく/の/をり/に/も/かず/まされ/り

屯食(とんじき)や下賜の品を入れた唐櫃なども所狭く並べられ、東宮の元服の時にも数はまさった。

文構造&係り受け

主語述語と大構造

  • まで…にも数まされり 一次元構造

屯食禄の唐櫃どもなどところせきまで 春宮の御元服の折にも数まされり

助詞と係り受け

屯食禄の唐櫃どもなどところせきまで 春宮の御元服の折にも数まされり

屯食禄唐櫃どもなどところせきまで 春宮御元服数まされ

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

助動詞の識別:

  • :完了・り・終止形
敬語の区別:

屯食禄の唐櫃どもなどところせきまで 春宮の元服の折に も数まされり

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪

屯食 01164

強飯(こわいい)の握り飯。身分の低い者のふるまわれる。

唐櫃 01164

脚のついた櫃。

ところせきまで 01164

ところせましと。

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