御盃のついでにいと 桐壺10章19
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:帝/光源氏/葵の上になりかわって/左大臣
分岐型・中断型・分配型:A→(B→C|→)D:A→D、B→C、*C→D
《御盃のついでに》A
お杯を賜るついでに、
《いときなき初元結ひに・長き世を 契る心は 結びこめつや》B・C
いたいけな宮が初めて髪を結ぶ元結には末長い寿ぎの気持ちに娘との末長いえにしの願いをこめたであろうの
《御心ばへありて おどろかさせたまふ》D
元結の礼に結婚の祝福のご趣向もあって大臣をはっとおさせになる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った