御前より内侍宣旨う 桐壺10章17
目次
原文 読み 意味
御前より 内侍宣旨うけたまはり伝へて 大臣参りたまふべき召しあれば 参りたまふ
01157/難易度:☆☆☆
お-まへ/より ないし/せんじ/うけたまはり/つたへ/て おとど/まゐり/たまふ/べき/めし/あれ/ば まゐり/たまふ
帝よりの宣旨を内侍が承り左大臣に伝達、御前に参られるようにとのお召しなので大臣は参上される。
文構造&係り受け
主語述語と大構造
- ば参りたまふ 四次元構造
御前より 〈内侍〉宣旨うけたまはり伝へて 〈大臣〉参りたまふべき〈召し〉あれば 参りたまふ
助詞と係り受け
御前より 内侍宣旨うけたまはり伝へて 大臣参りたまふべき召しあれば 参りたまふ
御前より 内侍宣旨うけたまはり伝へて 大臣参りたまふべき召しあれば 参りたまふ
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
助動詞の識別:べき
- べき:当然・べし・連体形
敬語の区別:御前 うけたまはる 参る たまふ 召す 参る たまふ
御前より 内侍宣旨うけたまはり伝へて 大臣参りたまふべき召しあれば 参りたまふ
尊敬語 謙譲語 丁寧語
古語探訪
御前 01157
帝を指す。
内侍 01157
掌侍(ないしのじょう)を言い、四人の長である勾当内侍(こうとうのないし)が宣旨や勅使を伝達する。