帝はたましてえ忍び 桐壺10章11
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:帝
直列型:A→B:A→B
《帝はた ましてえ忍びあへたまはず》A
帝は帝でまして仕舞いまでこらえ切れず、
《思し紛るる折もありつる昔のこと とりかへし悲しく思さる》B
紛れるべくもないあの方の死を藤壺の宮のご入内で取り紛れた昔日をまざまざと蘇らせてお悲しみになった。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った