まだ世にあらばはか 帚木09章04
原文 読み 意味
まだ世にあらば はかなき世にぞさすらふらむ あはれと思ひしほどに わづらはしげに思ひまとはすけしき見えましか ...
これなむえ保つまじ 帚木09章05
原文 読み 意味
これなむ え保つまじく頼もしげなき方なりける されば かのさがな者も 思ひ出である方に忘れがたけれど さしあ ...
式部がところにぞけ 帚木10章01
原文 読み 意味
式部がところにぞ けしきあることはあらむ すこしづつ語り申せ と責めらる 下が下の中には なでふことか 聞こ ...
それはある博士のも 帚木10章02
原文 読み 意味
それは ある博士のもとに学問などしはべるとて まかり通ひしほどに 主人のむすめども多かりと聞きたまへて はか ...
さていと久しくまか 帚木10章03
原文 読み 意味
さて いと久しくまからざりしに もののたよりに立ち寄りてはべれば 常のうちとけゐたる方にははべらで 心やまし ...