02 帚木16章– category –
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02 帚木16章
ひとへにうち頼みた/帚木07-08
原文 読み 意味 ひとへにうち頼みたらむ方は さばかりにてありぬべくなむ思ひたまへ出でらるる はかなきあだ事をもまことの大事をも 言ひあはせたるにかひなからず 龍田姫と言はむにもつきなからず 織女の手にも劣るまじく その方も具して うるさ... -
02 帚木16章
中将その織女の裁ち/帚木07-09
原文 読み 意味 中将 その織女の裁ち縫ふ方をのどめて 長き契りにぞあえまし げに その龍田姫の錦には またしくものあらじ はかなき花紅葉といふも をりふしの色あひつきなく はかばかしからぬは 露のはえなく消えぬるわざなり さあるにより ... -
02 帚木16章
さてまた同じころま/帚木08-01
原文 読み 意味 さて また同じころ まかり通ひし所は 人も立ちまさり 心ばせまことにゆゑありと見えぬべく うち詠み 走り書き 掻い弾く爪音 手つき口つき みなたどたどしからず見聞きわたりはべりき 見る目もこともなくはべりしかば このさが... -
02 帚木16章
神無月のころほひ月/帚木08-02
原文 読み 意味 神無月のころほひ 月おもしろかりし夜 内裏よりまかではべるに ある上人来あひてこの車にあひ乗りてはべれば 大納言の家にまかり泊まらむとするに この人言ふやう 今宵人待つらむ宿なむ あやしく心苦しきとて この女の家はた 避... -
02 帚木16章
もとよりさる心を交/帚木08-03
原文 読み 意味 もとよりさる心を交はせるにやありけむ この男いたくすずろきて 門近き廊の簀子だつものに尻かけて とばかり月を見る 菊いとおもしろく移ろひわたり 風に競へる紅葉の乱れなど あはれと げに見えたり 懐なりける笛取り出でて吹き...