ひとへにうち頼みた 帚木07章08
原文 読み 意味
ひとへにうち頼みたらむ方は さばかりにてありぬべくなむ思ひたまへ出でらるる はかなきあだ事をもまことの大事を ...
中将その織女の裁ち 帚木07章09
原文 読み 意味
中将 その織女の裁ち縫ふ方をのどめて 長き契りにぞあえまし げに その龍田姫の錦には またしくものあらじ は ...
さてまた同じころま 帚木08章01
原文 読み 意味
さて また同じころ まかり通ひし所は 人も立ちまさり 心ばせまことにゆゑありと見えぬべく うち詠み 走り書き ...
神無月のころほひ月 帚木08章02
原文 読み 意味
神無月のころほひ 月おもしろかりし夜 内裏よりまかではべるに ある上人来あひてこの車にあひ乗りてはべれば 大 ...
もとよりさる心を交 帚木08章03
原文 読み 意味
もとよりさる心を交はせるにやありけむ この男いたくすずろきて 門近き廊の簀子だつものに尻かけて とばかり月を ...