狭き家の内の主人と 帚木04章05
原文 読み 意味
狭き家の内の主人とすべき人一人を思ひめぐらすに 足らはで悪しかるべき大事どもなむかたがた多かる
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とあればかかりあふ 帚木04章06
原文 読み 意味
とあればかかりあふさきるさにて なのめにさてもありぬべき人の少なきを 好き好きしき心のすさびにて 人のありさ ...
かならずしもわが思 帚木04章07
原文 読み 意味
かならずしもわが思ふにかなはねど 見そめつる契りばかりを捨てがたく思ひとまる人は ものまめやかなりと見え さ ...
されど何か世のあり 帚木04章08
原文 読み 意味
されど何か 世のありさまを見たまへ集むるままに 心に及ばずいとゆかしきこともなしや 君達の上なき御選びには ...
容貌きたなげなく若 帚木04章09
原文 読み 意味
容貌きたなげなく若やかなるほどの おのがじしは塵もつかじと身をもてなし 文を書けどおほどかに言選りをし 墨つ ...