菊を折りて琴の音も 帚木08章04
原文 読み 意味
菊を折りて
琴の音も月もえならぬ宿ながらつれなき人をひきやとめける
悪ろかめりなど言ひて ...
この二つのことを思 帚木08章05
原文 読み 意味
この二つのことを思うたまへあはするに 若き時の心にだに なほさやうにもて出でたることは いとあやしく頼もしげ ...
中将なにがしは痴者 帚木09章01
原文 読み 意味
中将 なにがしは痴者の物語をせむ とて いと忍びて見そめたりし人のさても見つべかりしけはひなりしかば ながら ...
かうのどけきにおだ 帚木09章02
原文 読み 意味
かうのどけきにおだしくて 久しくまからざりしころ この見たまふるわたりより 情けなくうたてあることをなむ さ ...
さてその文の言葉は 帚木09章03
原文 読み 意味
さて その文の言葉は と問ひたまへば いさや ことなることもなかりきや
山がつの垣ほ荒るとも折々に ...