木の道の匠のよろづ 帚木06章04
原文 読み 意味
木の道の匠のよろづの物を心にまかせて作り出だすも 臨時のもてあそび物の その物と跡も定まらぬは そばつきされ ...
また絵所に上手多か 帚木06章05
原文 読み 意味
また絵所に上手多かれど 墨がきに選ばれて 次々にさらに劣りまさるけぢめ ふとしも見え分かれず
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かかれど人の見及ば 帚木06章06
原文 読み 意味
かかれど 人の見及ばぬ蓬莱の山 荒海の怒れる魚の姿 唐国のはげしき獣の形 目に見えぬ鬼の顔などのおどろおどろ ...
手を書きたるにも深 帚木06章07
原文 読み 意味
手を書きたるにも 深きことはなくて ここかしこの点長に走り書き そこはかとなく気色ばめるは うち見るにかどか ...
はかなきことだにか 帚木06章08
原文 読み 意味
はかなきことだにかくこそはべれ まして人の心の時にあたりて気色ばめらむ見る目の情けをば え頼むまじく思うたま ...