人びと渡殿より出で 帚木12章03
原文 読み 意味
人びと 渡殿より出でたる泉にのぞきゐて 酒呑む 主人も肴求むと こゆるぎのいそぎありくほど 君はのどやかに眺 ...
守出で来て灯籠掛け 帚木12章04
原文 読み 意味
守出で来て 灯籠掛け添へ 灯明くかかげなどして 御くだものばかり参れり とばり帳も いかにぞは さる方の心も ...
あはれのことやこの 帚木12章05
原文 読み 意味
あはれのことや この姉君や まうとの後の親 さなむはべる と申すに 似げなき親をも まうけたりけるかな 主上 ...
君はとけても寝られ 帚木13章01
原文 読み 意味
君はとけても寝られたまはず いたづら臥しと思さるるに御目覚めて この北の障子のあなたに人のけはひするを こな ...
皆静まりたるけはひ 帚木13章02
原文 読み 意味
皆静まりたるけはひなれば 掛金を試みに引きあけたまへれば あなたよりは鎖さざりけり 几帳を障子口には立てて ...