さる心して人とく静 帚木16章03
原文 読み 意味
さる心して 人とく静めて 御消息あれど 小君は尋ねあはず よろづの所求め歩きて 渡殿に分け入りて からうして ...
君はいかにたばかり 帚木16章04
原文 読み 意味
君は いかにたばかりなさむと まだ幼きをうしろめたく待ち臥したまへるに 不用なるよしを聞こゆれば あさましく ...
例の人びとはいぎた 帚木16章05
原文 読み 意味
例の 人びとはいぎたなきに 一所すずろにすさまじく思し続けらるれど 人に似ぬ心ざまの なほ消えず立ち上れりけ ...