はかなきことだにか 帚木06章08
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:見かけのよい技芸/見かけのやさしい女/左馬頭の女性観
直列型:A→B→C:A→B→C
《はかなきことだにかくこそはべれ》A
ささいな技芸でさえこうなのですから、
《まして人の心の時にあたりて気色ばめらむ見る目の情けをば・え頼むまじく思うたまへ得てはべる》B・C
まして人の心のその場次第で思わせぶりな態度ができる見せかけの思いやりは、信頼できるものでないと思うに至りました、
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った