法の師の世のことわ 帚木06章11
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:左馬頭/語り手/エピソードの語り手(左馬頭・頭中将・藤式部丞)
反復型:A→B→C「→B:省略」:A→B→C(→B)
《法の師の世のことわり説き聞かせむ所の心地するも・かつはをかしけれど》A・B
左馬頭を囲む様子は法師が世の定めを説き聞かせる聴聞所のような感じがして興味がそそられたが、
《かかるついではおのおの睦言もえ忍びとどめずなむありける》C
こうした機会にはそれぞれ秘め事までも隠し切れないことも興味をそそるのだった。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った