馬頭物定めの博士に 帚木06章01
原文 読み 意味
馬頭物定めの博士になりて ひひらきゐたり
02083/難易度:☆☆☆
むまのかみ/もの-さだめ/の/はかせ/に/なり/て ひひらき/ゐ/たり
左馬頭は物定めの博士となってまくし立てている。
文構造&係り受け
主語述語と大構造
- になりてひひらきゐたり 一次元構造
〈馬頭〉物定めの博士になりて ひひらきゐたり
助詞と係り受け
馬頭物定めの博士になりて ひひらきゐたり
古語探訪
物定め 02083
物のよしあしを判定すること、具体的にはこれからなされる、指物・絵・書の優劣の判定ならびに人の情の判定。
ひひらき 02083
馬がいななくことで、左馬頭が得意げに話すことを、その名前にかけた語り手の揶揄。