心ざし深からむ男を 帚木05章06

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:発言者(左馬頭)

分岐型・反復型:[A→(B→C→)~AD→E→F→G]:A→~AD→E→F→G、B→C→~AD

心ざし深からむ男をおきて・見る目の前につらきことありとも・人の心を見知らぬやうに》A・B・C
愛情深い夫を捨ておいて、現実を目の当たりにしてつらいことがあろうと、夫のやさしさをまるで見知らぬふりして、


逃げ隠れて・人をまどはしを見むとするほどに・長き世のもの思ひになる》D・E・F
逃げ隠れて夫をまどわせ、本心を試してやろとしているうちに、一生涯の痛恨事を招く、


いとあぢきなきことなり》G
まことに愚かしいことです。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

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