わが心あやまちなく 帚木05章20
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:男(光源氏)/女(葵の上)
直列型:A→B→C→D:A→B→C→D
《わが心あやまちなくて見過ぐさば・さし直してもなどか見ざらむ》A・B
こちらに非がなくて事荒立てないのであれば、無理に性根を叩き直してでも一生添い遂げたい
《とおぼえたれど・それさしもあらじ》C・D
と思うものだが、それはできない相談だ。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った