さしあたりてをかし 帚木05章19
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:女(葵の上)/男(光源氏)
直列型:A→B:A→B
《さしあたりて をかしともあはれとも心に入らむ人の》A
(頭中将)実際のところきれいだの愛しいだのと気に入っている女に
《頼もしげなき疑ひあらむこそ 大事なるべけれ》B
生涯を託すに足りぬ疑いがあればそれこそ一大事でしょうが、
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った