繋がぬ舟の浮きたる 帚木05章18
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:女/夫/左馬頭/頭中将
直列型:A→B:A→B
《繋がぬ舟の浮きたる例も げにあやなし・さははべらぬか》A
繋がぬ舟は流れのままにとの例なんかもまったく無茶もいいとこだ。そうではございませんか
《と言へば 中将うなづく》B
と左馬頭が言うと、中将はうなずく。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った