忍ぶれど涙こぼれそ 帚木05章11
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:女/仏
直列型:A→B→C→D:A→B→C→D
《忍ぶれど涙こぼれそめぬれば・折々ごとにえ念じえず・悔しきこと多かめるに》A・B・C
こらえてもいったん涙がこぼれてしまうと、なんぞことあるごとに我慢しきれず、後悔することも多かろうゆえ、
《仏もなかなか心ぎたなしと見たまひつべし》D
仏も尼になったのにかえって未練がましいときっとご覧になるでしょう。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った