おほかたの世につけ 帚木04章02
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:女(交際対象)/妻(候補)/世の男性(発言者)
分岐型:A→B→(C→)D:A→B→D、C→D
《おほかたの世につけて見るには咎なきも・わがものとうち頼むべきを選らむに》A・B
普通のつきあいをする分には難がなくても、妻として信のおける人を選ぶとなると、
《多かる中にも・えなむ思ひ定むまじかりける》C・D
多くの女性から選ぶにしても、この人と思い定めることはなかなかできないものです。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った