宮仕へに出で立ちて 帚木03章05
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:受領や参議格の娘/発言者(頭中将)
直列型:A→B→C→D:A→B→C→D
《宮仕へに出で立ちて・思ひかけぬ幸ひとり出づる例ども・多かりかし》A・B・C
思い切って宮仕えをはじめ、予期せぬ幸運を手に入れる例も多いでしょうね、
《など言へば》D
などと中将が言うと、
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った