受領と言ひて人の国 帚木03章03
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:受領/受領の娘/世の人(発言者)
分岐型:A→B+C→(D→)E:A→B+C→E、D→E
《受領と言ひて》A
受領といって、
《人の国のことにかかづらひ営みて・品定まりたる中にもまたきざみきざみありて》B・C
地方の政治にかかずらいあくせくして、品は定まり上流には入れぬ中にもまた細かく諸段階があって、
《中の品のけしうはあらぬ・選り出でつべきころほひなり》D・E
中流の位でもまんざらでない玉を、拾い出せる今日この頃です。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った