なり上れどももとよ 帚木03章01
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:成り上がり者/世の人
分岐型:A→B→(C→(D→))E:A→B→E、C→E、D→E
《なり上れども・もとよりさるべき筋ならぬは》A・B
官位が上がっても本来それにふさわしい血筋でない場合は、
《世人の思へることも・さは言へど・なほことなり》C・D・E
世間の人の腹の中も、口ではちやほやしようとやはり別なのです。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った