やむごとなくせちに 帚木02章05

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:光源氏この場にある手紙

分岐型:A→(B→)C→D:A→C→D、B→C

やむごとなくせちに隠したまふべきなどは》A
相手が尊くてどうしてもお隠しになるべき手紙などは、


かやうにおほぞうなる御厨子などに うち置き散らしたまふべくもあらず》B
このように大雑把なものである厨子などに、置き放し人目にさらしておおきになるはずもなく、


深くとり置きたまふべかめれば・二の町の心安きなるべし》C・D
奥の方に取ってお置きでしょうから、二流どこの見られて平気なものなのでしょう、

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

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