世の好き者にて物よ 帚木02章22
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:左馬頭/頭中将
直列型:A→B→C:A→B→C
《世の好き者にて物よく言ひとほれるを》A
世に名高い遊び人であり、また目から鼻に抜ける論客なので、
《中将待ちとりて・この品々をわきまへ定め争ふ》B・C
頭中将は待ってましたと座に取りこみ、この品定めを決着させようと論を戦わせる。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った