近き御厨子なる色々 帚木02章02
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:頭中将
直列型:A→B:A→B
《近き御厨子なる色々の紙なる文どもを引き出でて》A
手元の御厨子に入っている様々な色の紙に書かれた手紙を引き出して、
《中将わりなくゆかしがれば》B
中将がむやみに読みたがったところ、
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った