人の品高く生まれぬ 帚木02章18

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:上の品の女

直列型:A→B→C:A→B→C

人の品高く生まれぬれば》A
家柄が高く生まれついたならば、


人にもてかしづかれて隠るること多く・自然にそのけはひこよなかるべし》B・C
まわりから大切に扱われて人目に立たぬことが多く、自然と周りに与える印象はこの上なくなるでしょう。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

読解の要点

・「懸垂構文」:「AのB」+述語M+述語N
述語Mの主語は「(Aの)B」、述語Nの主語は「A」。このように主語の分離した構文。

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