容貌をかしくうちお 帚木02章13
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:世の女
分岐型:A+B→C→D+E:A+B→C→D+E
《容貌をかしくうちおほどき若やかにて・紛るることなきほど》A・B
姿形が華やぎおっとりとしたたちで若々しくて、他に専念すべきことがないうちは、
《はかなきすさびをも》C
ちょっとした技芸でも、
《人まねに心を入るることもあるに》D
人真似ながら身を入れることもあって、
《おのづから一つゆゑづけてし出づることもあり》E
おのずと一つくらいは堂に入った風にやってのけたりするものですよ。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った